🔶 はじめに
「エンディングノートを書きたいけれど、どれを選べばいいの?」「うまく書けるか心配…」
そんな声をよく耳にします。
実は、エンディングノートには種類がたくさんあり、内容もボリュームもさまざま。
でも大丈夫。大切なのは“自分に合ったノートを選ぶこと”と、“完璧を目指さないこと”です。
今回は、これからエンディングノートを書き始める方に向けて、
- 自分に合ったノートの選び方
- 書きやすくなるちょっとしたコツ
を、わかりやすく紹介します。
✅ 1. エンディングノートってどんなもの?
エンディングノートとは、自分の想いや希望を記録しておくノートです。
遺言書のような法的効力はありませんが、家族にとって大切な「心の地図」になります。
よく書かれる内容は:
- 自分の基本情報(名前・住所・保険など)
- 医療・介護の希望(延命治療、施設など)
- 葬儀・お墓の希望
- 財産・相続に関すること
- 家族・大切な人へのメッセージ
✅ 2. エンディングノートの選び方
📌(1)紙 or デジタル?
- 紙タイプ:書きやすい、手書きの温かみがある、手軽
- デジタルタイプ(アプリやWord):修正しやすい、保管や共有に便利
➡ 初めての方は、まず紙で手を動かすのがおすすめです。
📌(2)無料テンプレート or 市販のノート?
種類 | 特徴 | こんな人におすすめ |
---|---|---|
無料テンプレート(PDFなど) | 簡単に始められる・お金がかからない | とにかく気軽に試したい人 |
市販のノート(書店やネットで購入) | しっかり構成されていて安心 | 体系立ててしっかり書きたい人 |
自作ノート(ノートやルーズリーフに) | 自由度が高い・カスタマイズできる | 自分のスタイルで書きたい人 |
➡ 最初は無料テンプレートで試してみて、慣れたら市販のものへ移行するのもアリです。
✅ 3. 書き方のコツ|“3つのゆるっとルール”
✏️(1)完璧を目指さない
最初から全部埋めようとしなくてOKです。
思いつくところから、気軽に書き始めましょう。むしろ、「下書きのつもり」で十分。
✏️(2)優先したい項目から手をつける
すべての項目を一度に書くのは大変。
特に書いておくと安心なのは以下の項目です:
- 医療・介護の希望(延命治療、入院時の希望など)
- 葬儀・お墓のこと(宗教、場所、費用など)
- 家族へのメッセージ(伝えておきたい思い)
✏️(3)気持ちが変わっても書き直せる
エンディングノートは「一度書いたら終わり」ではありません。
人生の変化に応じて、何度でも見直していいものです。
誕生日や年末など、見直しのタイミングを決めておくと続けやすいです。
✅ 4. 書き始めた人の声(一例)
「全部書かなくてもいいと聞いて気が楽になりました」
「書くうちに、自分のこれからの生き方も見えてきた」
「家族と話すきっかけになって、安心しました」
エンディングノートを書くことは、
“自分自身と向き合う、あたたかい作業”でもあるのです。
🟢 まとめ|小さな一歩が、大きな安心につながる
エンディングノートは、あなたの「想い」と「生き方」を残すための大切なノートです。
選ぶときは、「自分が書きやすい」と感じるものを。
書くときは、「全部書かなくていい」ことを忘れずに。
自分の気持ちを少しずつ言葉にしていくことで、
これからの人生がより前向きで、安心したものになるはずです。
まずは、1ページ目から。
「名前」と「今日の日付」だけでも書いてみませんか?
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